ここ数日、ASPから慌ただしく「Yahooによるリスティングからアフィリエイトサイトが閉め出されそうな件」についてメールが来ています。
禁止されるのは「根拠のない情報に基づくランキングを掲載しているサイト」で、その根拠というのが以下の内容を明示しなさいというもので、こりゃ事実上無理ってもんではないかと(汗)
- 調査企画・設計者
- 調査目的
- 調査方法
- 母集団
- 調査対象地域
- 調査対象者
- 有効回答数
- 調査実施時期
以前から書いているとおり僕はリスティングは一切使っていないので別に何の問題もないというか、どちらかと言えばSEOで戦っているキーワードで上部に表示されているランキングサイトが消えてくれるならウェルカムなのですが(笑)
さて、この流れ。
僕の話は別として、遅かれ速かれ起こるべくして起こったものだと思います。
それは「検索エンジンは何を目指して、何を商品としているのか?」というSEOの基本に立ち返って考えれば、検索結果という「品質」の保持のために当然だからです。
- 根拠もなく儲かる順に並べられたランキングに商品としての価値があるか?
- クッキーを踏ませるためだけのリスティングサイトに商品としての価値があるか?
GoogleやYahooにとっては検索結果に表示される内容が「商品」です。
一般のユーザーにとっては「リスティング枠」という区別はないわけで、であれば、リスティングに表示される結果も彼らの「商品」ということになります。
つまり、いくら技術を磨いて検索精度を向上させても、ナチュラル検索の上部に、意味のない「商品」が並んじゃったら何にもならないわけです・・・。
これまでは「儲かるから(GoogleやYahooが)」という理由で痛し痒し的に放置されてきたのだと思いますが、目先の儲けよりも検索結果という品質を選んだことは企業としては見習うべき姿勢ではないかと思います。
と、他人事の様に書いてますが、ホントにそういう流れだとしたら、これは他人事ではありません。全てにおいてそちら側に舵を切るということは、コンテンツを作る側にもよりいっそう高いクオリティが要求されるということですから・・・
SEOでしょうも無いサイト作ってチマチマ儲けるとかやりにくくなるでしょうね(笑)