深夜2時。
なんとなく寝付けなくてFBを見ていたらこんな記事が流れていて考えたら余計眠れなくなったのでなにか書いてみようかと。。。
「ブログで稼ぐ方法」や「ブログの収益性を上げる方法」について語る人は多いのに、「なぜブログなのか」「どうしてブログで稼がなけばならないのか」について語る人が見当たらないのが不思議でならない。(from どうしてブログでお金を稼がなければいけないの? )
確かにそう言われてみればそうですよね〜。
しかし、僕は気が付けばもう10年以上ブログでお金を稼いでいるし、後ろの方の1/3くらいはブログで稼いだお金だけで暮らしています。しかし、何故か?ということについて考えたことがなかった気がするので考えてみようと思った次第です。
僕は「言いたい!」タイプの人間なのだ
僕が思うに「知識を得る」という場面において世の中には2種類のタイプの人がいます。
- なにか面白いことを知ったら人に言いたい!
- マニアオックなことを知っていいる俺に満足
先日、飲み仲間と話していたのですが、彼はなかなかすごい人でマニアックというか自分の興味のあることはとことん追求しちゃうタイプの人で、知識も深いし話も面白い。僕は「もう、そんなに面白いネタ持っているならなんでサイト作らないの?絶対人気になるのに。なんなら僕が作ろうか?」くらいの勢いだったのですが、彼はアウトプットすることには全く興味がなく、自分の趣味を追求して満足している様子でした。
そう、彼と僕は全く反対の人だったのです。
僕はもうちょっとでも面白いことや良いネタがあったら誰かに言いたいし、いう時には「もっとすごい人がいるかも?」とかあまり考えない。だって言いたいんだもん。
身近にいる家族や友達に言うのはあれとして、そういった人にとってブログほど簡単に「言いたい欲求」を発散させられるものってないと思うのですよ。なので、僕はお金云々の前に「なにか言いたい」んですよとにかく。
自分の価値観をお金という指標で図ることができる
んで、それが誰かの役に立っているなら、そりゃもっと嬉しい♪
自分の言いたいことを言って、それが誰かの役に立って、「こっそりさん、〇〇役に立ちました。ありがとう!」と言われることは「言いたいタイプ」の人間にとっては最高のごちそうなわけです。
今、俺満たされてる的な。
んで、たくさんの人の役に立つともっとたくさんの人が見てくれるようになるわけで、そこにアドセンスやアフィリエイトを突っ込んだらお金まで稼げちゃう。このお金ってのがまたいい指標で、自分の価値観や発言がリアルに貨幣に換算されて帰ってくるわけですよ。
これは面白い、儲かるし。
一方でつながりが希薄というのも魅力
上記の記事では「また同じようにネットで稼ぐのなら有料noteや会員制メルマガなど、有料の壁の向こうでやった方が確実だ。」という指摘もされているのですが、僕はこういったものには全く興味が無い。
確かに信者を1000人くらい集めて月に1万円ずつ集めたら御大臣じゃね?とも思うのですが、何故かそっち側には興味が無いんですよね。
いや、正直な話、僕は結構お金大好きだと思うのですが、なんでだろと考えてみるとブログの魅力は「読者とのつながりは意外に希薄」ってなところにもあるんじゃないかと?
もちろん一部にはウチのブログを気に入ってくれて毎回みてくれるかたもいると思うのですが、大半の人は検索エンジン経由で来た通りすがりの人なわけです。
一方、有料メルマガやサロンなどのように閉じられたコミュニティは、コミュニティ内の人々のニーズに常に答えなければならず、「言いたい!」という欲求に対して素直でいられないんじゃないかと思うんですよね。
例を挙げれば、与沢翼はお金持ちで在り続けなければいけないってな感じでしょうか?
好きなことやってお金が稼げるお手軽な方法
つまりですね。
なぜブログで稼ぐのかと聞かれたら、顧客のプレッシャーにさらされることなく自分が好きなことをやってたらお金が稼げちゃった、ラッキーということなのです。
天職と言っても過言ではないかと(笑)
しかも僕はもともと実験好きな上お金も好きなので、ちょっとお金を稼げたらもっと効率よく稼ぐ方法はないかと研究したくなってしまい、研究したらそれをまた人に言いたくなっちゃうので・・・、なにこの永久機関?状態だったんですよね、昔まじめに当ブログを更新していた頃は。
で、最初の質問に戻ると、順番が逆だと思うのですよ。
お金を稼ぎたい->ブログを使う
という順番で考えるからおかしくなる。そりゃそういう視点で考えたら、殆どの人はコンビニでバイトしたほうが確実にお金が入ってくるし、ましてやちゃんと正社員として就職した方が確実。上記の記事で指摘されているとおりです。
逆に
なにか言いたい->ブログって手軽じゃね?->人の役に立つ->人が集まる->お金が稼げる
という順番で考えると、誰でも手軽に始められて、且つ成功すればビッグなお金も稼げちゃう素敵なお仕事という風に見ることもできます。この流れに乗れるものはブログ or サイト運営以外に思いつかない。
ブログで成功できるのはほんの一握りっていうじゃないですか?
おそらくその差ってのは、このどっち側から入ったかだと思うんですよね〜。別に目的がお金でも良くて、「じゃ、お金を目的にどうやって人の役に立つか?何を書いたら喜んでもらえるか?」っていう視点が持てるかどうかじゃないかと。
それができるならブログは意外に効率よく稼げると思うんですけどね〜。
ブログで稼ぐことを薦める人は・・・
と、ここまではまじめに書いてみましたが、世の中はそんな素敵なものではなくて、自分が儲けるために「ブログで稼ぐ」ことを薦める人も多数いるわけで、その人達も「ブログで稼ぐ!」といってるわけです。
「ブロガー養成講座(有料)」とかやったりして〜
彼らには彼らなりの「ブログで稼がなければならない理由」があったりします。
この人達の描くストーリーは非常にシンプルで、
- 誰でも簡単にできそうなプラットフォームを用意する
- それで成功しているという事例を上げる
- 俺のようになりたかったら受講料を払ってね♪
と言った具合で、できるだけ市場を大きくするために誰でもできそうなプラットフォームが必要であり、んで、いかにもハードルが低そうなブログがぴったりだったからというのが「ブログでお金を稼がなきゃいけない」理由だったりします
「有料メルマガで稼ぐ」とか「優良サロンに1000人集める」とかより、ブログを書くだけで月収〇〇万とかのほうが簡単そうに聞こえるじゃないですか(笑)
こういった人たちにとっては「できるだけ簡単そう」ってのが最重要なので、受講者が儲かろうと儲かるまいと彼らは知ったことじゃありません。そういった有料情報に興味を持っちゃうタイプの人は残念ながら稼げる思考からは遠いタイプの人なので、普通に就職したほうがきっと豊かな人生を送れるのではないかなと思ったりもします。
ブログで稼ぐのは楽しいですが、楽ではないし研究も必要なので、そういった物事を含めて楽しめるタイプの人じゃないと長続きしないんじゃないかなぁ。