先日、ツイッターのタイムラインを眺めていたら「俺ははてなで月間〇〇万PVあってアルファブロガーだが、ブログ飯なんて出来ねーよ!」って記事が流れてきました。
この手の記事にはもう飽き飽きなのですが、一つ思ったことがあるので書いておこうと思います。
「ブログ飯したいなら、はてなブログはやめといたほうがいいんじゃね?」
まず、どうやって稼ぐのかを考える
まずいかにしてブログ飯を実現するかを考えたいと思います。
ざっくりと分けて考えられる方法は4つ。
- アフィリエイト・アドセンスで稼ぐ
- ブログで名を成してライターになったりする
- ブログで名を成して「塾」をやったりする
今回拝見した記事では、結論としてブログで名をあげてライターになったりするのが一番いいように書かれていましたが、僕が思うにはいまいち効率が悪くいまいち儲からない選択肢なんじゃないかと・・・
そもそも、はてな界隈とアフィリエイトは相性が悪い
こういっちゃうと身も蓋もないですが、はてな界隈とアフィリエイト&アドセンスは相性が悪いです。
そもそも商売で稼ぐ基本は「情報格差をお金に変える」だと思うのですが、はてな界隈にいる人はいわゆるネットリテラシーが高くお客さんとしての質が悪いです(いや、人が悪いって話じゃなくあくまでお客さんとして良くないって話ですよ・・・)
たとえば最近話題の水素水
僕も絶対買いませんが、はてな界隈にいる人も絶対買わないと思います。あんなんインチキに決まってるしw もちろんはてなで水素水最高!とか書いても華麗にスルーされるだけです。
一方、水素水なんてインチキだ!
ってのを面白おかしく書ければはてな界隈での集客も可能ですが、これでは商材がコンバージョンしないので儲かりません。この場合、アドセンスで何とかする手もありますが、広告主のメリットがないのでいずれクリック単価が下がりやっぱり儲かりません。
水素水を売りたければもっと「素直な」お客さんにリーチしなきゃいけない(笑)
このことは概ねはてな界隈全般に言えるため、
- はてブが1000以上ついてホットエントリー常連だぜ!
- おかげで月間100万PVだぜ!
といっても、お金にならないお客が沢山集まっているだけなので物は売れないしアドセンスはクリックされないしでさっぱり儲かりません。実ははてなは素晴らしい仕組みでちょっと面白いことを書ければ始めた瞬間から集客できちゃうのですが集まって来る人がアレなのでブログ飯には遠いというわけです。
あと、はてな界隈の人は知識がありすぎてアフィリエイト嫌いの方が多いので単純に相性も悪いです(笑)
たとえば僕がアフィリエイトしている某サイトでは、TwitterやFaceBookで共有されまくってもはてブは10もつかないとかそんな感じです。いかにはてブ民とアフィリエイトが相性が悪いか日々実感するわけですが・・・
僕の友人にははてなブログで一発当ててアフィリエイトですごいことになっている人もいますが彼は本当の天才なので、普通の人が「よし、ブログ飯しちゃうぞ!」くらいの感じで取り組んで真似するのはちょっと無理というか僕も無理です(涙)
商売して稼ぐにはマーケティングが基本です。
1000人集めても誰も買わなければ(誰もアドセンスをクリックしなければ)1円も儲からないわけで、逆に10人しかお客がいなくても10人から1万円ずつ利益が取れれば10万円儲かるわけです。
稼ぐということには根本的にこの視点が必要で、単純に数を集めたけど儲からない->だからブログ飯はできない!なんて断じちゃうのは早計ということですね。
なので、本当にブログ飯が目指したいならはてなだよりの集客は捨てて、いかにしていいお客さんいリーチするかを研究するべきだと思わうわけです。
ブログで名を成してライターとかになったりする
僕はライターとかになったことがないので詳しくはしりませんが、多くの場合、それほど高い記事単価をもらえるわけではないのでけっこう大変だと思うんですよね〜。一生懸命ブログを書いてまで目指すほどの魅力が・・・どうなんでしょう?
ただしライターには一ついいことがあります。
それは「面白いことを書くことに集中できる」ってことです。
たとえばブログだけで成功しようとおもうと、ネタ探しから集客、サイト構築までいろんなことを一人でそれなりにできなければならず実はけっこう大変です。その辺の面倒なことをすっ飛ばして書くことだけでお金がもらえるってのはメリットかと。
あと、記名記事で大手メディアに載れば名前も売れるし。
そういった意味ではいいようにも思いますが、ある程度のレベルでなんでも出来るなら自分でサイトを持って稼いだほうが全部自分の収入になるので幸せです
自営業するなら自分できることの幅を増やして、それをお金に効率よく変えないといけないので、収入の根幹を人に握られているってのは効率の上げようがありませんしね〜
しかし、はてな界隈にはネットメディアの人がたくさん生息しているので、そういった人達の目に止まりやすいのは事実です。なので、あえてライターを目指したいという方ははてなを上手に利用するってのはありだとは思うわけで。
そういった意味では、先の記事で「はてなブログで成功した方」がライターを目指すのがいいように感じているというのは理にかなっています。
ブログで名を成して「塾」をやったりする
僕は「儲ける方法を教えるからお金ちょうだい」というタイプの塾が死ぬほど嫌いなのでおすすめはしませんが、こうやって稼いでいる方もたくさんいます。
この方法で成功するためには、まず「ブログで儲かっているぜ、俺!」というのを熱烈にアピールしなければならず、これははてな界隈では最も愛されないアレです(笑)
なので、この方法で成功するためには
- 炎上狙いであえてはてなにトライする
という、高度な技術を持っている方以外は他でやったほうがやっぱり効率がいいのではないかと思うわけです。炎上メソッドは高度な煽り力と煽り耐性を併せ持つ必要があると思うので万人向けではありません。
僕なんて気が小さいので絶対無理です(涙)
だからはてなブログはやめておけ!
ってことで、ライターとかを目指したりする以外ははてなブログは成功からあえて遠ざかっている選択だということがわかります。いや別にはてなが嫌いなわけじゃないですよ。あくまでブログ飯には遠いってことで。お金なんていらなくて「はてなコミュニティ」で楽しくやれればいいなら楽しい場所だと思います。きっと。
つまるところコレもマーケティングです。
コンバージョンポイントをどこにするか定めて、そこに効率よくリーチする方法を選択して実行する。
最初に読んだブログでは「ブログ飯なんて無理で、ライターになる踏み台くらいに考えたほうがいい」と書かれていましたが、それは全く発想が逆で、ライターを目指すならはてなは意外に良い選択かもしれない、一方でもっと直接的に稼ぎたいなら市場が合っていないという風に考えるべきです。
僕を含めブログで稼いでいる人は結構たくさんいるのですが、一方で、「そんなの無理だよ」と主張する人は跡を絶ちません。そう思っちゃった方は一度、今いる市場はなぜ稼げないのか?というふうに考え直してみるといいんじゃないかなと思います。