最近の日本は「若者が夢を持てない社会だ」なんて言われてます。
実際、正社員の口は少なく非正規労働では不安定で給料も安い、かといって正社員になれても給料はそれほど上がらない・・・。あまりハッピーな話は聞こえてこないのも事実です。
じゃ、なんでこうなっているのか?答えは簡単です
「若者が選挙に行かないから」
こういうことを言うと「選挙なんて行っても何も変わらない」とか「誰を選んでも一緒」とかいっちゃう人が多いのですが、そう思わされていることに気が付くべきです。世の中を自由にしたいと考えている人たちにとって、大多数の人は政治に無関心な方が都合が良いのです。だから、「こんなこと言って分かってる俺カッコイイ」的な雰囲気を作りたい。
それ、騙されてます。
誰が当選しても変わらない。でもそれで良い
そもそも、高い志を持って世のため人のためになんて立派な政治家を期待すること自体が間違いです。彼らにとって最も大事なことは次の選挙にも当選して今の地位を末永く継続することだけだからです。
そんな姿を見て「誰でも一緒」と思うかもしれませんが、彼らだって人間なのでお金は欲しいし贅沢だってしたい、安定した人生を送りたいので文句を言っても仕方ありません。でも、そんな彼らだからこそ利用価値があるのです。なぜか?
政治家は票を入れてくれる人のいうことを聞いてくれる
唯一の真実は政治家は票を入れてくれる人のために働くということ。世のため人のためではなく票を入れてくれる人のために働く。だって次も当選したいんだもん。
ここで大事なのは、当選するのは別に誰でも良いって事です。
先にも書いたとおり所詮高い志を持った政治家なんて期待できませんから、そんな人を待ち望むのではなく政治家を自分たちの都合の良いように働かせる方法を考えた方が合理的だからです。
誰が政治家になっても変わらないという考えは一面では正しい。
しかしそこで終わってしまっては世の中を他人の好きなようにされてしまいます、誰でも同じだからこそどうしたら彼らが自分にとって都合の良い存在になるのかを考えるべきではないでしょうか。
選挙は「世の中に興味がある」という意思表示の場である
小さい頃から選挙は「選ぶモノ」と教えられているので何となくめんどくさい感じがしますが、実は当選するのは誰でもかまわないのです。あえていえば自分にとって都合の悪い勢力の息が掛かっていなければそれでOK。
一部にいますね、どこの国の政治家よ?って人達が。
彼らは彼らで「何かしらのメリットがあってそうしている」わけですが、それが最初から自分の意図と異なっていてはどうしようもありません。なので、そう言う人たちだけ外せばOKです。
じゃ、選挙は何のためにあるのかというと、「私は今の世の中・政治に対して興味を持っていますよ」という意思表示の場なのです。選挙に行かないと言うことは「今後の世の中がどうなってもかまわない」と言っているのと同じ意味です。つまり、
若者のが選挙に行かない -> 若者は世の中・政治に興味がない -> 若者に有利な政策をとっても仕方がない
ってことになります。
選挙にも行かずに、「夢がない」とかいっている人はとんだ自己矛盾ですね。選挙に行かず「興味が無いと意思表示し続けた結果」が今の世の中なので我々中年世代的には自業自得ともいえます。
政治家は日本の方向性を決められる
政治家になれば今後の日本の方向性を決めることが出来ます。
志があろうと無かろうとそれをする権利が彼らにはあるわけです。で、現状、彼らがどっちを向いているのかというと「老人」の方を向いているわけです。
だって、若者は世の中・政治に興味が無くて選挙にも行かない。
ってことは自分に票を入れてくれる人ではないので大事にしても意味がない。
一方、老人の投票率は高いので財源もないのに年金を配りまくったり、医療費が無料だったり、若者の負担で老人が幸せに暮らせる仕組みを提供する。そうすれば、また老人が選挙に来て当選できちゃう。俺の人生安泰ってわけですよ。
志とか日本の未来とか関係なく、こうしておけばいいのです。
だって老人がハッピーなら当選できる可能性が上がるのだから僕が政治家だったら絶対そうしますね。もう、若者とか未来なんてどうでもいい、今、老人が満足ならそれでオッケー。
選挙に行くだけ、それだけでいい
じゃ、逆に若者の投票率が上がったら?
彼らは嫌でも若者向けの政策をとらなければいけなくなります。だってそうしないと当選できないんだもん。良い暮らしも出来ないし、安泰な人生が台無しです。
残念ですが、今現在、若者にとって良い政治家を選ぶことは不可能です。
なぜなら今は老人の投票率の方が高く、政治家は皆老人の方しか向いてないのですからこれに文句を言っても仕方有りません。
なので、まず、政治家を若者の方に向かせることから始めましょう。
そのためにはとにかく選挙に行って若者の投票率を上げて、「あれ、そろそろ若者にもメリット出さないとヤバくね?」という雰囲気を作る必要があります。
非常に簡単なことです。
世の中をよくしてくれる人を選ぶ必要はありません。ただ選挙に行くだけでいいのです。投票所に行って適当に目に付いた人の名前を書いて箱に入れるだけ。それだけで十分です。
そうすることで若者の投票率が上がれば政治家にとって、「若者が老人よりメリットがある存在」にかわります。そうこうするうちに目端の利く政治家が若者向けの政策を掲げ得て台頭してくるでしょう。そのときは是非その政治家に投票してあげてください。
政治家を選ぶのはその時でOK。
時間は掛かるかもしれません。
でも、若者がこれから生きていく時間はもっと長いのです。これからもずっと「夢のない社会」で生きていくか、それとも自分の未来のために出来ることを始めてみるか。その一つの選択肢が次の選挙です。
政治家が先に変わることを期待しても無駄です。
彼らは先にニーズがないと動きません。なので、今はとにかく若者の投票率を上げて若者が「政治に驚異を持っていること」「世の中に不満があること」を示さなければなりません。選挙はそのための唯一の機会です。
最後にもう一度。
誰に入れても良い、白紙投票でもいいので、とにかく選挙には行きましょう!