ナイスタイミングで和田さんの書籍とかん吉さんの書籍が発売され、巷ではブログが良いかサイトが良いかという議論が巻き起こっているとかいないとか。
- 和田さんの「ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法」
- かん吉さんの「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」
いや、両方ともKindle書籍がなくて海外在住の僕はまだ読んでないわけですが・・・
このブームに乗らなければ!
というわけで、どっちが良いか書いてみようと思ったのですが、僕の答えは「両方」です。
サイトの利点は何であるか?
僕が思う主なサイトの利点は2つ
- キーワードを固めやすいのでSEO的に有利
- ナビゲーションを含めてユーザーにわかりやすいコンテンツ構成及び導線が作りやすい
キーワードの件はSEOの基本的なアレですが、色々なテーマについてごちゃごちゃ書いてあるよりも、一つのテーマに絞って掘り下げてあるほうが評価されやすいだろうということです。
構成と導線については、ブログってどうしても時系列表示が基本となるので、たとえばそのテーマに関して普遍的で誰もが最初に見たい内容とかを常時表示するっていう機能が弱い。その点、サイト形式なら見せたい順に記事を並べておけばいいので導線が作りやすいです。
ブログの利点は何であるか?
僕が思う主なブログの利点は2つ
- 気軽。作るのも書くのも気軽
- 時流に乗りやすく、SNS等の活用でアクセスアップがしやすい
まず気軽。
無料ブログを使えば10分もあれば始められます。なにも考えなくても始められるのはメリットなのですが、実際、始めても書き続けられなければお金にはならないので、これは果たしてメリットなのかと思うところもありますがとにかく気軽に始められます。
二つ目が重要。
サイトの場合、作ってみたは良いものの外部リンクもなくSNS等での露出手段を持たない場合、閲覧者「0」の日々が続くことになります。
一方ブログの場合はツイッターやFB、はてぶなどを利用してうまくバズらせれば数記事しか書いていない段階でもガツッとアクセスアップが狙えます。まぁ、これは別にサイトでもできるっちゃできますが、瞬発力的に面白いことを書きやすいのはやっぱりブログなんだと思います。
ほったらかしで稼げるなんてことはない
和田さんの書籍のタイトルは「ほったらかしでも月10万円!」なんですが、僕がこれまで数々の実験を行い、一時は稼げたもののその後飽きて放置している無数のサイトの実績から言うと「100%ほったらかしで稼げる」なんてことはほぼありません。
そのサイトで収入を得続けようと思ったら、1ヶ月に数回細かくメンテするか月に1回くらい大規模に手を入れることは必要。
でも、これがめんどくさい。
人間、習慣って大事だなと思うのですが、毎日ブログの記事を書く習慣ができていれば記事を書くのはそれほど苦になりませんが、月に数回程度もう飽きちゃったサイトのメンテナンスをするのは非常に苦痛なわけですよ。
いや、僕がダメ人間なだけでしょうか・・・
和田さんはある意味サイトを作るために生まれてきたような人なので、過去に作ったサイトもちょこちょこメンテナンスしてますし、僕のようなダメ人間からしたらその職人の如き作業は「全然ほったらかしてないじゃん!」と思うわけです(笑)
と書いたけど、あるにはあるんですけどね。
ほんとに放置してても数年間毎月10万くらい稼ぐテーマは。。。でも、それを思いつきだけで見つけられる天才の人は少ないので、結局のところコツコツブログを書いてその中から当たりのテーマを探すしかないわけです。
だからブログとサイトのハイブリッド!
実はこの手の議論は10年位前から度々繰り返されていて、そのたびに、「いや、こっちが!あっちが!」となっているのですが、それらの議論を見て僕がたどり着いたのは、じゃ、両方のいいところ取りすりゃいいんじゃね?ということです。
つまり、サイトのコンテンツ部分を持ちつつ、日々ブログとして更新されるサイトです。
今は記事が陳腐化してしまったのでやめてしまいましたが、かつての当ブログのTOPページ上部には初めてブログに来た人用の初心者向け記事へのリンク集がありました。
僕的にはこれはサイトのメリットである
「ナビゲーションを含めてユーザーにわかりやすいコンテンツ構成及び導線が作りやすい」を意識したものです。
情報サイトを作るといってもよっぽど広いテーマでなければ10記事ほどの解説記事があればOKです。その記事だけ常に上部に表示しておけば始めてきた人への解説は十分で、この部分だけでサイトのメリットを活かすことができます。
普遍的なテーマについては常時表示しておき、その上でブログとして定期的に更新すると。更新は毎日でもいいし、週一でもいいし、思いついたときでも構いません。
仕組みとしてそのテーマについて調べている初見の人にもわかりやすい構成を作りつつ、時流に乗るべく情報を時系列で追加していく仕組みも用意しておくという形が大事。
これによりブログのメリットである「時流に乗りやすく、SNS等の活用でアクセスアップがしやすい」を享受できます。
もう一つ。
「キーワードを固めやすいのでSEO的に有利」という件については、今後書き足していくブログのテーマを絞っていくことで実現できます。
僕は面白い文章を書く才能がないので雑多なブログで多数の人を魅了するというのはちょっと無理。なので、一部のニーズに絞った記事で攻めていきたいと考えています。
ブログというと日記を思いうかべちゃう人が多いですが、そのスタートラインは始めるのは簡単だけど成功するのは難しいので止めといたほうが良いと思います。何かテーマを絞って毎日それに関することを書き続けたほうが圧倒的に成功に近いです。
大事なのはユーザーがわかりやすいこと
と、ごちゃごちゃ書きましたが最も大事なのはブログが良いかサイトが良いかという方法論の議論ではなく、検索エンジン経由でやってきたユーザーを如何に自サイト内にとどめ、また再訪してもらうかということです。
全てはこの1点に尽きるので実は方法論はどうでもいい。
記事の向こう側には必ず感情を持った読者がいます。
わかりやすいサイト構成は「あ、このサイトの製作者は親切だな」という安心感を生み、初心者向けの記事をきちんと用意することで「初めての人にも安心してその世界に入ってもらい」、ブログ的な更新要素を持つことで「あ、新しい情報も追加されているんだな」という期待感を持たせる。
サイト作りも人付き合いと同じです。
しかも第一印象がすごく大事。第一印象でどれだけ期待させられるかで結果が大きく変わってくるので、それを最大化するために効率の良いツールを使えばいいというだけの話です。
これまでの僕が思うに、その一つの方法がハイブリットサイトだったということで。
しかし時代はスマホ。
スマホでのサイト閲覧はPCとは全く異なっているので、ごちゃごちゃ色々入れるよりも、スパッと素早く結論にたどり着けるほうが正義かもしれません。
そういった意味でまだまだ研究は終わらないのですが、いずれにしても最も大事なのは手元にあるツールを有効活用してユーザーにわかりやすい仕組みを作るというベースの部分なんじゃないかと思います。
さて、次回の帰国に合わせてお二人の本を注文しておくか・・・
いや、二人共ネットの人だしKindle版をお願いしますよ、マジで(笑)
- 和田さんの「ほったらかしでも月10万円! ミニサイトをつくって儲ける法」
- かん吉さんの「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」